要支援1・要支援2とは?要介護との違いと使える介護サービスをわかりやすく解説

親の介護について調べていると、
「要支援1」「要支援2」「要介護」など、さまざまな言葉が出てきます。

しかし、

  • 要支援とはどんな状態?
  • 要介護との違いは?
  • どんなサービスが使えるの?

と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、要支援1・要支援2の意味や要介護との違い、利用できる介護サービスについて、初めての方にもわかりやすく解説します。


■ 要支援とは?介護の「初期段階」

要支援とは、日常生活はある程度自分でできるものの、一部にサポートが必要な状態を指します。

たとえば次のようなケースです。

  • 長時間の歩行が難しい
  • 転倒のリスクがある
  • 家事が以前より大変になってきた
  • 外出が減り生活機能が低下している

つまり、まだ重い介護は必要ないものの、このまま放置すると介護が必要になる可能性がある状態です。

そのため要支援は、
「介護予防」を目的とした支援が中心になります。


■ 要支援1と要支援2の違い

要支援には「要支援1」と「要支援2」があり、状態の程度によって区分されています。

区分状態の目安
要支援1日常生活はほぼ自立しているが、部分的に支援が必要
要支援2歩行や家事などでサポートが必要な場面が増えている

要支援1の状態

  • 身の回りのことはほぼ自分でできる
  • 家事や買い物が少し大変
  • 転倒の不安がある

比較的軽い状態ですが、生活機能が低下し始めている段階です。

要支援1の、おばあさん

要支援2の状態

  • 歩行がやや不安定
  • 外出が減ってきた
  • 一部介助が必要な場面がある

要支援1よりもサポートが必要になりますが、基本的には自立した生活が可能なケースが多いです。

要支援2のおばあさん

■ 要支援と要介護の違い

要支援と要介護の一番の違いは、介護の必要度です。

区分特徴
要支援生活機能の低下を防ぐための支援(介護予防)
要介護日常生活に介助が必要な状態

要介護になると、以下のような身体介護が必要になります。

  • 入浴介助
  • 排泄介助
  • 食事介助
  • 着替えのサポート

一方、要支援では身体介護よりも生活支援や機能維持が中心になります。


■ 要支援で利用できる介護サービス

要支援の方でも、介護保険サービスを利用できます。

ただし、要介護と比べると利用できるサービスはやや限定されます。

代表的なサービスは次の通りです。


● 介護予防デイサービス(通所介護)

施設に通いながら、次のような支援を受けられます。

  • 体操やリハビリ
  • 入浴
  • レクリエーション
  • 他の利用者との交流

外出の機会が増えるため、閉じこもり予防や認知症予防にも効果があります。


● 訪問型サービス(生活支援)

ヘルパーが自宅に訪問し、生活のサポートを行います。

主な内容は

  • 掃除
  • 洗濯
  • 買い物
  • 調理

などです。

要介護と違い、身体介護が中心ではなく生活支援が中心になります。


● 福祉用具レンタル

生活を安全にするための用具をレンタルできます。

よく利用されるものは

  • 手すり
  • 歩行器
  • スロープ

などです。

ただし、介護ベッドなど一部の用具は要支援では利用できない場合があります。


■ 要支援の目的は「介護予防」

要支援の制度は、介護状態を進行させないことを目的にしています。

そのため、

  • 運動
  • 外出
  • 交流

などを増やすことが大切です。

デイサービスや地域の介護予防教室などに参加することで、
身体機能の低下を防ぐことができます。


■ 要支援でも介護サービスは必要

「要支援だからまだ大丈夫」と思う方も多いですが、
実はこの段階でのサポートがとても重要です。

生活機能の低下を放置すると

  • 転倒
  • 骨折
  • 寝たきり

などにつながる可能性もあります。

早めにサービスを利用することで、
長く自立した生活を続けることができるケースも多いです。


■ 相談は地域包括支援センターへ

要支援の方の相談窓口は、主に

地域包括支援センター

になります。

ここでは

  • 介護サービスの相談
  • ケアプランの作成
  • 介護予防支援

などを無料で受けることができます。

「どんなサービスを使えばいいかわからない」という場合は、まず相談してみるとよいでしょう。


要支援と要介護の違い

要支援と要介護は、どちらも介護保険の区分ですが、介護の必要度や利用できるサービスが異なります。

区分状態の目安主な支援内容
要支援1日常生活はほぼ自立しているが、一部サポートが必要介護予防サービス中心
要支援2歩行や家事などで支援が必要な場面が増える介護予防+生活支援
要介護1〜5日常生活に介助が必要身体介護や生活支援など幅広いサービス

よくある質問(FAQ)

要支援1と要支援2はどちらが重い?

要支援2の方が支援の必要度が高くなります。要支援1は日常生活の多くを自分で行えますが、要支援2では歩行や家事などで支援が必要な場面が増えてきます。

要支援でもデイサービスは利用できますか?

はい、利用できます。要支援の方は「介護予防デイサービス」と呼ばれるサービスを利用でき、体操やレクリエーションなどを通して身体機能の維持を目指します。

要支援から要介護になることはありますか?

あります。年齢や体調の変化によって状態が悪化すると、要介護認定に変更されることもあります。ただし、適切な介護予防サービスを利用することで、状態の進行を遅らせることも可能です。

要支援の相談はどこにすればいいですか?

地域包括支援センターが主な相談窓口です。介護サービスの相談やケアプラン作成などを無料で行っています。

■ まとめ

要支援1・要支援2は、介護の初期段階にあたる状態です。

主なポイントをまとめると

  • 要支援は「介護予防」が目的
  • 要支援1より要支援2の方がサポートが必要
  • 要介護よりも軽い状態
  • デイサービスや生活支援などが利用できる

要支援の段階で適切なサポートを受けることで、
介護が必要になる時期を遅らせることも可能です。

もし「親の様子が少し気になる」と感じたら、
早めに地域包括支援センターへ相談してみることをおすすめします。

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